Mindset schoolは、『中学生が「考え方」や「ものの見方」を磨くための学びの場』となることを目指し、月1回都内でワークショップを開催していて、アーティスト、起業家、元コンサルタントなど多彩なゲストが毎回いらしている。
大学生も10人程度混ぜてもらっていて、私もちょくちょく参加しているが、中学生を対象にとは言っても、大学生にとっても毎度刺激的で、驚くほどの学びが得られる。それは中学生の反応だったり、中学生との共同作業だったりするのだが、単純なお勉強ではないし、むしろ中学生に負けじと大学生も真剣勝負の場である。
今回の講師は、しごと総研代表取締役のなっちゃん、こと山田夏子さん。
山田夏子氏 プロフィール
クリエイティブトレーナー、ファシリテーター、アートコーチ
クリエイターを養成するバンタンにて約11年間、スクール講師、スクールディレクター、各校館長を歴任。デッサンやアートトレーニングの授業から、ヘアメイク・ビジュアル・インテリアのスクール管理、人事にて社員教育に携わり、輩出した卒業生は1,500人を越える。
その後、人材ビジネス部門にて、クリエイターのキャリアカウンセラー、コーチ、スキルUPトレーナーとして、社内外にて活動。現在は、「世の中をもっとクリエイティブに!」を合言葉に、"クリエイティブ"を仕事や教育、生活などの中で、豊かな営みとして活用できるよう、ワークショップや研修を提供している。
クリエイティブトレーナー、ファシリテーター、アートコーチ
クリエイターを養成するバンタンにて約11年間、スクール講師、スクールディレクター、各校館長を歴任。デッサンやアートトレーニングの授業から、ヘアメイク・ビジュアル・インテリアのスクール管理、人事にて社員教育に携わり、輩出した卒業生は1,500人を越える。
その後、人材ビジネス部門にて、クリエイターのキャリアカウンセラー、コーチ、スキルUPトレーナーとして、社内外にて活動。現在は、「世の中をもっとクリエイティブに!」を合言葉に、"クリエイティブ"を仕事や教育、生活などの中で、豊かな営みとして活用できるよう、ワークショップや研修を提供している。
今回のテーマがは自分のスタイルを発見する」ということで、一体どんな内容なんだろう?とわくわくしていた。詳細はMindset blogに安斎がレポートしているので、そちらに譲り、私が考えたことを書きたい。
最初の運動を伴ったアイスブレイクや、今日持っているお気に入りのものを説明しながらの自己紹介も非常に効果的で、かつ楽しめた。なかでも今回のメインワークである「粘土で感情を表す単語を表現する」では様々なことを考えた。
まず、事前に参加者全員で順番に感情を表す言葉を出していったのだが、そこで感情を表す言葉は実に多くあるということを再確認した。
そして同時に自分が普段いかに少ない感情表現しか使っていないか、ということにも気づいた。なっちゃんも言っていたが、もし楽しいと悲しいしか使わなければ、楽しいと悲しいばかりで世界を捉えてしまうようになる。
思考には言語が不可欠なわけで、用いる単語が少ないと極端な振れ幅しかなくなってしまう、ということだ。極端に言えば「知らないことは考えられない」とも言えるだろうか。
さて、感情をみんなで出した後は、いよいよ粘土の登場だ。
たくさんの感情の中から、ドキドキ、おそろしい、ワクワク、せつない、さびしい、の5つをくじで引く。
何を引いたか他の人には秘密で、粘土を用いて表していく。みんな作り出すと本当に夢中で、黙々と進めていく。
ここで驚いたのは、「えーできないよー」「どうすればいいかわかんないし」という人が一人もいなかったことだ。正解がないもの、上手い下手が問題なのではなく、いかに挑戦するかなのだということがこんなにすんなりと中学生に伝わるというのは発見だった。
自分が中学生のときであったら、美術は苦手だったし、投げ出して適当なものを作ってしまったのではないか。失敗を嫌う年頃でもあるし。
Mindset schoolで今まで伝えてきた、正解がないものこそ楽しく色々なことを学べるのだ、というメッセージと、なっちゃんの伝え方の賜物だろうか。
完成した後は、みんなで鑑賞タイム。これは何の感情だろう?と考え、コメントやタイトルをお互いつけて回る。一人ひとり全く違う形になっている。
その後、自分の作品へのコメントを読む。ここでまたびっくり。自分が作った粘土がこんなに多彩な見方をされるのだ。
みな自分の独自性は必ずあるということ、それゆえに、人によって感じ方が自分と似ている人もいれば、違う人もいるということを自然に実感したようだった。
だからコミュニケーションはおもしろいし、時に悩ましい。どんな風に伝えるか、というのも重要な力になるのだ。それはきっと他者との関わりを多く持ち、内省を繰り返すことでしか得られない。何かの活動に参加するのでもいいし、旅に出たり、本を読むのもいいだろう。そうやって他者の見方を知ることで逆に自分にあるものが見える、そんなように思う。
さらに言えば、公教育の中(特に小中高等学校がいいだろうか)にもそんな視点がもっとあればいい。
「お勉強」は一人で出来てしまう。
他人と一緒に何かを作り上げる、そんな経験を得る場が、今はあまりに個々人の性質や部活などの課外活動に委ねられていないだろうか。他人と自分の意見をすりあわせていくことは難しく、しかしそれが出来たとき、一人では決して生み出せない力が生まれることを私自信はここ数年でようやく実感できた。もっと早く気づければそれにこしたことはない。
医学部の教育でも、よくチーム医療という言葉が出てくる。だが、いくら教科書で医師だけでなくそれぞれの専門職が力を合わせていくことが大事です、と書かれていても読み流す人の方が多いように思う。
医学部にはせっかく附属病院があり、実習があるのだから、そこで医学生、看護学生などが実際に一つのチームとなって一人の患者さんを担当させていただくような機会があれば実に多くのことが学べるだろう。あまり接する機会のない他学科の学生を知るいいチャンスにもなる。
そんなことを考えた1日であった。
素晴らしい時間を過ごさせてくれた安斎となっちゃん、そして参加者の皆さんに感謝。ありがとうございました!
♪「Running on faith」Eric Clapton
編集後記:26日はこの後、日比谷野外音楽堂にてゆらゆら帝国のライブを鑑賞した。夕暮れの中ビールを飲みつつ、風に、音に揺られ至福の時であった。
タグ:ワークショップ,学び
【VOICEの最新記事】



白地に灰色って見づらいですねw
色変えました!
実習でチーム医療ができるといいね(^O^)/
コメントありがとうございます!
自分で振り返ってみただけでも色んな気づきがありますもんね。また今度お話ししましょう!